【PICKUP】升谷優希選手ストーリー

 

1.『 堺から世界へ 』
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泉ヶ丘校:丸山 剛

 

昨年は、イアスFSCの選手コースが発足してから5年目となり、初の日本代表選手が誕生しました。

升谷選手のやり遂げた快挙に

『おめでとう』

『本当に?やり遂げたんだ』

感動と驚きのいっぱいでした。

 

想いおこせば、6年前の幼稚園児の時に、他クラブでトランポリンを習い始めた彼女がイアスFSCに移籍入会した当初の印象は、なかなか上手だなとは思っていましたが、あの頃を振り替えれば、まさか日本代表になるなんてというのが正直なところ。

当時、トランポリン選手としてはメンタル面が弱い方だったように覚えています。

よく泣いてたみたいです。笑

 

競技大会の初デビューは2017年の大阪オープン大会。

Dクラスで22位でした。ミスも沢山した記憶があります。

しかし、彼女は此処から大きく変わったと記憶してます。顔つきがガラリと変わり、負けん気根性が強くなったと。

日々の練習スタイルも変わりました。

気持ちが変わると人は大きく変わります。

練習日以外でも、陰ながらの努力も行なっているのではないかと推測します。

他競技スポーツでも、日本代表クラスになった子達は、幼い頃から人一倍の努力を重ねている話しを聞きます。努力なくして夢は叶いません。これから先の、彼女の大きな舞台での活躍をしっかりサポートしていけたらなと胸がワクワクしています。

 


 

2.『 選手育成、そして選手コースへ 』
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深井本校校:岩井 涼

 

升谷選手は当時、イアス選手・育成コースの1期生の最年少として中学生、小学校高学年のメンバーに交じり練習を行っていました。

私がレッスンを担当するようになった頃、かなり宙返りも身に着いて来た頃でしたが、マット、鉄棒、跳び箱、身体のコントロール、身体の柔軟性、筋力は同学年の子供同様特に突出して優れている様子もなく、良くも悪くも「平凡」が私の第一印象でした。

 

しかし、練習を見て驚いたのは練習への取り組み方、気持ちです。

なぜ失敗したのか?

どのように修正するのか?

彼女は考えていました。

何事もそうですが【答えを与えられている練習】つまり【やらされている練習】では上達にも時間が掛かります。

学校の算数ドリルと一緒ですね!答えの丸写しではなく、自ら考え実行しコーチからヒント【アドバイス】を貰う。

その能力だけは周り選手と比べても群を抜いていました。

 

まだまだ、柔軟性や技術面でいえば劣る部分も多々ありますが、持ち前の【努力】で今後も成長し続けてくれることと思います!

今後の升谷選手にも大注目です!

 


 

3.『 選手目線からの升谷選手 』
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深井本校校:市川 悠樹

 

僕から見た升谷選手の印象はとにかくストイック!!

自分の目標、目指すところがキチンと明確になっていて、その目標に対して一切の妥協もしないという印象です。

それに伴い競技レベルも着々と上がってきています!

練習を休むこともなく、日々誰よりも台に乗っている時間も長いと思います。

なおかつ学校の勉強も疎かにすることもなく、、

文武両道ができているのは素晴らしい!!!
僕が小学生だった頃では考えられませんね(笑)

ただ、まだ小学5年生ということもあり経験自体はそれほど多くないと思います。

これからたくさん経験を積んでいくことで将来がさらに楽しみですね。

 


 

4.『 コロナ禍の中で・・・。 』
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IFSC代表:福井 直哉

 
2020年は新型コロナで国内大会をはじめ国際大会もすべて中止。

東京五輪ももちろん延期。
そしてイアスFSCも緊急事態宣言を受け、春季はスクール休校。

そんな中、選手クラスだけは密かに出来るときは練習を積んでいました。

そのお陰でベーシックスキルや新技の数多くマスターすることが出来ました。

また、選手としての成長具合を確認できる大会がすべて中止となり、そこでイアス内で毎月定例の試技会を月末に行い、試合を想定した模擬試合を選手たちに体験してもらいました。

コロナのせいで、太った!勉強不足!運動不足!精神的に滅入った!などなど、否定的なことやネガティブな声を沢山聴きました。

がしかし、私はコロナのお陰で2020年は選手たちが、今までとは違った成長をしたと思っています。

体力的にも、技術的にもそして精神的にも大きく成長と遂げたコロナ年であったように実感しています。

その年の集大成が川崎ジャパンオープン2020の大会だったように思います。

◆10歳以下女子の部:升谷 優希選手 優勝!

◆11,12歳女子の部:船中 碧選手 準優勝!

全国区の大会で初めて、イアスの選手たちが金メダルと銀メダルを獲得したのです。

 


 

5.『 これからの升谷選手 』
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IFSC代表:福井 直哉

 

私の記憶が正しければ、彼女は練習を休んだことが一度もない。

ほぼほぼ、誰よりも先に練習に来る。

言われなくとも、自分から進んでアップを行う。

自分の思い描いたことと違う場合、納得が行くまで取り組む。

自分の事だけでなく、周りにも目を配り仲間を助ける姿勢がある。

弱点・欠点を理解しそれを克服する強い意志を持ち合わせている。

練習内容、新しい取り組みも自分で考え思い描く力をもっている。

演技のどこで減点され、何を高めれば得点が伸びるのかを創造できる。

目標設定した得点を必ずクリアーする強い実行力がある。

 

そして彼女の一番の強みが「諦めない姿勢」ではないかと思う。

 

人はよく、

「もともと運動神経が良かったから」とか、
「練習環境が良かったから」とか、
「親の協力があったから」とか、
「仲間に恵まれていたから」とか…

いろんな背景を求め、自分の失敗の言い訳をしたり、責任を逃れようとする。

無論、それを否定はしない。

 

失敗は誰だってする。しても良いと思うし、するべきだとも思う。

ただ大切なのは、その失敗を「次にどう生かすか?」である。

 

第28回世界年齢別トランポリン大会(アゼルバイジャン:バグー)に初めて日本代表として臨んだ升谷選手。

5月の選考会に臨むまでにも厳しい練習に耐え忍び、大会本番の11月までも試技、試技、試技の日々で過酷な練習状況にも耐えました。

2人で臨んだシンクロでは見事に決勝に進み、メダルこそは逃すも見事に5位入賞を果たす。

しかしながら、決勝進出を描いていた最終日の個人戦では34人中12位となり、残念ながら予選敗退の結果に。

 

試合を終え、客席に戻った升谷選手の人目を憚らず号泣する姿に、これからもますます活躍する、成長するだろうと容易に想像できました。

 

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